トナー?ドラム?それぞれの役割を知ろう!

更新日:2024/11/25 | 投稿日:2024/11/25
トナー?ドラム?それぞれの役割を知ろう!

こんにちは!ベストトナーショップです!

プリンターを長く使用していると、消耗品の交換表示が出てきます。その中で「トナー」「ドラム」「定着器」など様々な名称が出てきて、戸惑った経験はありませんか?

実はプリンターには様々な消耗品があり、それぞれ役割も異なっています。そのため商品を誤って購入してしまうと、プリンターがうまく作動しない場合も... 安い買い物ではないため、誤った購入は避けたいですよね。

そんなトラブルを少しでも防ぎたい!
そこで今回は消耗品の種類から、プリンターの不調時に見てほしい箇所までをご紹介していきます!

01

プリンターの消耗品にはどんな種類があるの?

トナーやドラム、どれもプリンターに必要な消耗品ですが、違いがわからずに交換されている方も多いのではないでしょうか。実はそれぞれ大事な役割を持っているのです。

では、1つずつ見ていきましょう!

トナーカートリッジ(分離型)

FUJIFILM CT201689 純正品
  • 画像:FUJIFILM CT201689 純正品

トナーカートリッジとはわかりやすくいうと、印刷をするための着色された粉末(トナー)が入っている消耗品を指します。

トナーを使用するレーザープリンターでは、この粉末を後述のドラムカートリッジに静電気で付着させ、熱や圧力によって用紙に定着させることで印刷をしています。

ハンコで例えると、トナーは「朱肉」、ドラムは「ハンコ本体」と考えるとわかりやすいかもしれません。

見た目はただの色のついた粉ですが、原料となるプラスチックの粒子を結合させた化学物質となります。再生品と純正品で製造方法が異なるため、そこが品質の差の要因となっています。

ドラムカートリッジ

FUJIFILM CT351369 汎用品
  • 画像:FUJIFILM CT351369 汎用品

ドラムカートリッジは感光体とも呼ばれます。

実際に商品を見てみるとわかるのですが、光沢のある筒状の部品(感光体)がついています。

この筒の部分にレーザーを当てることで静電気を発生(感光)させ、印刷したいデータの情報を写します。そしてそこにトナーの粉末を振りかけ、紙に圧着させることで文字や絵を印刷することができるのです。

ハンコで例えるとドラムは「ハンコ本体」なので、実際に印刷する内容はすべてこのドラムカートリッジによって制御されています!

トナー(例:朱肉)に比べて交換頻度は低いものですが、ドラムも多く印刷をすると筒の表面に紙による細かい傷が増えていき、「像」の不鮮明さ、汚れ、色抜けなどの症状が発生してしまうため、定期的に交換が必要な消耗品です。

トナーカートリッジ(一体型)

Canon トナーカートリッジ533H 汎用品
  • 画像:Canon トナーカートリッジ533H 汎用品

モノクロ機(白黒印刷のみ)やCANON製カートリッジによく見られるカートリッジです。

上記で紹介したトナー(粉末)、ドラム(感光体)や廃トナーボックスをすべて内臓した一体型のカートリッジで、これ1つを交換すればいいので手間がかかりませんが、複数の消耗品が1つになっているので、価格が高くなりがちです。

上記の例で例えるならば、「使い捨てのシャチハタ印」をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません!

近年のプリンターメーカーは「不具合が出た際に原因を見つけやすいから」という理由で、一体型から分離型へシフトチェンジする傾向が見受けられます。

トナー回収ボトル(廃トナーボックス)

FUJIFILM CWAA0731 純正品
  • 画像:FUJIFILM CWAA0731 純正品

回収ボトルとはその名の通り、印刷時に出た余分なトナーを回収するための消耗品です。

この消耗品がないと、行き場を失った余分なトナーが中で漏れ出てしまい、印字不良や機械故障に繋がってしまいます。

あまり認知されていない消耗品ではありますが、プリンターの不具合を防ぐ大事な役割を担っています。

ボックスがいっぱいになると交換表示が出て、その後少し使い続けるとプリンターが止まってしまいます。交換頻度はとても低いものにはなりますが、トナーやドラム同様に予備を置いておくか、交換表示が出 でたらすぐに注文したほうが良いでしょう。

回収ボトルの交換表示が出たけど、中の粉だけ捨てて、ボトルは使い回しできないの?
使い回しは危険なので絶対におやめください!

トナーは非常に細かい可燃性の粒子であるため、空気中に大量に飛散した状態で引火すると爆発の危険性があります。大変危険ですので、絶対におやめください。

定着ユニット

FUJIFILM CWAA0787 純正品
  • 画像:FUJIFILM CWAA0787 純正品

粉末のトナーを用紙に圧着させる役割を担っているのが定着ユニットです。

像に合わせてドラムに付着したトナーを、用紙に定着させる際に、熱と圧力を用いて定着をさせています。

一般的なトナー・ドラムに比べて寿命が非常に長いため、交換頻度はとても低い消耗部品です。交換表示点灯後も使い続けることはできますが、様々な印字不良が発生しますので必ず交換をするようにしましょう!

大半のものがメーカーメンテナンス品となっており、お客様交換ではなくメーカー作業員対応(有償)になりますが、一部機種ではお客様自身で、メンテナンスが可能なものも発売されています。

ベルトユニット

brother BU229CL 純正品
  • 画像:brother BU229CL 純正品

ベルトユニットとは、ドラムに付着したトナーを用紙へ転写させる役割を持っています。

寿命は一般的なトナー・ドラムに比べ非常に長いため、交換頻度はとても低い消耗部品です。交換表示点灯後も使い続けることもできますが、様々な印字不良が発生しますので必ず交換をするようにしましょう。

定着ユニットと同様、大半のものがメーカーメンテナンス品となっており、お客様交換ではなくメーカー作業員対応(有償)になりますが、一部機種ではユーザーメンテナンスが可能なものも発売されています。

02

こんな症状が出たらここを要チェック!

ここまでプリンターの消耗品についてご紹介をしてきましたが、突然のプリンター不調の際に、どの部品を確認したら良いのか判断することは難しいと思います。

そこで、ここではよくある不具合TOP3を例に、確認するべきところを見ていきましょう!

線や筋が入ってしまう

印字汚れ、線やスジ汚れ、白抜けが出てしまいました!
まずはドラムカートリッジを確認しましょう!

用紙全体が黒く汚れてしまったり、等間隔の点汚れ、特定箇所に線汚れや白抜けが出てしまう、そんな時にはまずは「ドラムカートリッジ」を要チェック!

印刷の際の「像」を作るのはドラムカートリッジなので、印字不良が出る場合はトナーカートリッジではなく、ドラムカートリッジが原因である場合がほとんどです。

トナー・ドラムがそれぞれ分離型の場合はドラムカートリッジを交換して様子を確認し、一体型の場合はカートリッジ一式を交換して、正常に印刷されるか確認してみてください。

印字が薄くなってしまう

濃度を濃くしても印刷が薄くなってしまいます。
最初にトナーやドラムの残量、次に定期交換部品の確認をしましょう!

文字のかすれには様々な原因が考えられます。

まずは「トナーカートリッジ」の残量の確認をしましょう。保管環境が悪かったり、購入から年数が経過している場合、トナーが中で固まってしまっている場合があります。一度本体から慎重に取り外し、水平に軽く4〜5回振ってみましょう。垂直に強く振るとトナー漏れの原因にもなるのでご注意ください。

ドラムを暫く交換していない、本体購入後一度も交換したことがない方は「ドラムカートリッジ」の残量表示も確認してみるとよいでしょう。プリンターの残量表示機能はあくまで目安なので、交換表示が出ていなくても残量メーターが少なくなっている際は、ドラムの交換を検討してみてください。

それでも改善しない場合には「定着ユニット」などの定期交換部品の確認をしてみてください。交換パーツごとに印刷可能枚数の目安が設定されていますので、現在のプリンター本体のカウント枚数と併せて確認してみるようにしましょう!

  • 残量メーター確認、印刷カウント枚数の確認方法はメーカー・機種により異なります。取扱説明書にてご確認くださいませ。

エラーメッセージが出てしまう

「交換してください」という表示が消えません。またその他のエラーメッセージが出てしまいます。
電源ON/OFFやカートリッジの抜き差しを試してみてください!

このケースの場合、本体画面に表示されるトナー、もしくはドラムのICチップの読取エラーの可能性が高いです。

カートリッジには枚数のカウント、機種を判別するためのICチップがそれぞれついています。電子機器なので、冬場は静電気等でデータが破損してしまうことも稀にありますが、プリンター本体との、ちょっとした接触不良のケースが多く見受けられます。

プリンター本体の電源ON/OFF、カートリッジの抜き差しをして改善される場合もありますので、一度お試しいただくのをおすすめします!

いかがでしょうか。

今回は代表的な3選でしたが、プリンターを使用していると様々な不具合に遭遇します。改善されない場合には消耗品の不具合や、プリンター自体の不調が生じている場合もありますので、対応に困った際にはお気軽に当店までご相談ください。

また当店では、純正同等品質でお使いいただける「HQ再生品」や、コストを抑えた高品質トナーである「汎用品」をご用意しております。コストを抑え、不具合の発生率も抑えた当店自慢のトナーとなっております。不調が続く場合には、ぜひ消耗品の切り替えもご検討ください!

03.【結論】役割を知って、適切なメンテナンスを!

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プリンターはトナーだけではなく、沢山の部品によって構成されており、それぞれの役割を知ることで、万が一のトラブルに備えることができます!

ただ、どうしても続いてしまうプリンターの不調....もしかしたら、それはプリンターの買い替えサインかもしれません。当店では消耗品だけでなく、プリンター本体の導入・入れ替えのご相談も承っております。プリンターに関するお悩みがございましたら、ぜひ一度当店までご連絡ください!

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